中化藍天、湖南省郴(チン)州にフッ素化学10億人民元投資

中化藍天(シノケムランテン)の湖南省郴(チン)州市のフッ素化学メーカーである宜章弘源化工有限责任公司(略称:弘源化工)の起工式が湖南省郴(チン) 州市白石渡フッ素化学循環工業園にて挙行された。湖南省省政府委員会常任委員で、長株潭“两型社会”建設試験区工業委員会書記である陳肇雄氏が正式に起工 を宣言した。中化集団総裁である劉徳樹氏が祝辞を述べ、中化集団副総裁兼中化藍天董事長兼総経理である王引平氏ならびに湖南省、郴(チン)州市の最高級幹 部が出席した。

 

弘源化工の第一期投資額は10億人民元で建設期間は2年としている。主要投資設備としては蛍石精製ライン28万t/年、専用鉄道の敷設、無水フッ酸製造ラ イン6万8000t/年、硫酸製造ライン20万t/年及び余熱発電設備、その他関連設備等。主要生産品目はフッ化アルミニウム、無水フッ酸、各種フッ化誘 導品であり、設備完成後の年間出荷額を10億人民元、利益3億人民元としている。

 

フッ素化学品は耐薬品、耐温度、耐老化、低摩擦及び絶縁性などに対して優れた性能があり、軍需産業、化学産業、機械などの広範囲に用途が存在している。そ の中でも化学産業での発展は最も早く、最先端の業界の一つとなっている。弘源化工は中化藍天にとってフッ素化学の発展戦略上を強く推し進める重要な一歩で あり、第一期投資完了以降も投資規模を発展拡大し、フッ素化学のサプライチェーンを構築し、高付加価値商品を増加させる予定である。近い将来弘源化工は安 定的な蛍石資源とコスト競争力を武器に理想的なフッ素化学サプライチェーンを完成させ、同時に白石渡フッ素化学循環工業園は中国を代表するフッ素化学の一 大重要生産拠点となる。

参考URL: http://www.sinochemlt.com/News/Detail.asp?ID=194